日本は世界有数のイノベーション大国です。 数十年にわたり、ロボット工学、エレクトロニクス、自動車産業をリードしてきた日本は、現在、次世代空モビリティ(以下AAM:Advanced Air Mobility)の開発と導入を通じて、空の移動革命を起こすフロントランナーとなると見込まれています。
大阪から東京まで、日本におけるスカイポーツの着実な歩みは続いています。
東京では東京都の「都内での空飛ぶクルマの社会実装を目指すプロジェクト」にスカイポーツも参加しております。今回のコンソーシアムは、多国籍不動産デベロッパーの三菱地所株式会社(MEC)が主導し、主要なエアラインである日本航空株式会社(JAL)、および当社の出資者で取締役である兼松株式会社(兼松)により構成されています。 兼松は、世界の技術や規制の動向に関する専門知識を提供し、バーティポート・マネジメント・サービスのビジネスモデルを開発します。 スカイポーツ・インフラストラクチャーは、兼松とのパートナーシップを通じて、バーティポートについて兼松を支援します。 不動産に関する知見はコンソーシアムの主体であるMECが提供し、JALはeVTOLの飛行実証と運用の企画・実施に関するノウハウを提供します。
また、大阪でも有望な進展がありました。 2022年9月7日、当社は大阪府の「空飛ぶクルマ都市型ビジネス創造都市推進事業補助金」により、府内にあるバーティポート候補地での技術的な立地可能性調査を進めるための補助金をいただきました。
2 つの都市の収束物語
当社は、出資者である兼松株式会社との強力なパートナーシップにより、日本におけるAAM産業の成熟に向け行政、規制当局、民間企業の努力を支援することで日本市場における大きな一歩を踏み出しました。 皆様のおかげでスカイポーツは今年、日本の主要都市である大阪と東京で2つのプロジェクトを実施できることとなりました。
大阪と東京での私たちの仕事は、都市景観における AAM 開発の多様な機会を表しており、評価はさまざまな場所で実施され、低層と高層の両方の景観を考慮し、最終的にはサイトや展開タイプ全体でバーチポートの場所を統合します。 どちらの都市にも、AAM テクノロジーの導入には説得力のあるケースがあります。 地上の混雑を緩和するという目標から、災害救援活動、さらには観光飛行まで、これらの普遍的な利点は、グローバル市場全体での AAM の幅広い適用可能性を強調しています。
2025年にシンクロした商用運航開始に向けて
私たちの取り組みはすでに大阪で進行中であり、東京での取り組みを知らせる上で重要な役割を果たします。 大阪では、パーク24が保有する広範な駐車場用地のフィージビリティ評価を開始。府内の技術検討により2025年大阪万博の開催スケジュールに向けて、順調に進んでいます。 今回の東京のプロジェクトも業界全体の発展にとって重要な役割を果たすものです。
日本における当社の拡大するプロジェクトポートフォリオにあたり、2022年9月に日本担当のカントリー・マネージャーとして岡田惇史が当社のチームに加わりました。 岡田は、日本におけるインフラとドローンサービスの両方を統括し、不動産契約、関係者の関与、規制当局の承認、空港と空域の計画、運用手順、テクノロジー実装などを促進します。
スカイポーツは、世界各地で継続的に事業を展開しており、今後数年間でAAMの社会実装を進めていきます。